ここ数年、偶然にも日彫展には女性像、日展には男性像を出品しています。
現代の具象彫刻の作品は女性をモデルにしたものが多いイメージがあり、実際もその傾向が強いと思います。
普通の若者がモデルになってくれているためか、女性、男性と選ぶことなくモデルをしてくれる子で制作をしていたら作品の比率が半分半分になりました。人類の半分が女性半分が男性と考えると自然なことですが・・・
制作にはいろんな方法がありますが、私は基本的にモデルを見ながら制作を進めます。
何をつくるかはの半分はモデルさんからヒントをもらいます。
モデルさんに引きずられて大変な製作過程ですが「人」や「人」を通して感情や社会や個性を表現できたらいいなと感じています。
今、ポートレートシリーズをつくりはじめようとしています。よくいう「首像」「頭像」のことです。テラコッタでつくるシリーズです。
ネット上ではフェイスブックがコミュニケーションの定番となっていますが、やはり「顔」「個性」「人となり」はとても興味がわくものだと思います。
ポートレートシリーズはあくまで私が感じた「個性」「人となり」ですが、作品にキャラクターを徹底することで存在感が生まれ、見てくれる人に話しかけてくれるのではないかと密かに期待しています。
二つ目の作品は男の子の「頭像」です。無事、焼きあがるといいのですが・・・ヒビが入ってワイルドな仕上がりとなりそうで・・・心配です。